エクセルで生年月日から年齢を計算して年、月、日で表示する方法

エクセルDATEDIF関数で、生年月日から年齢を計算して年、月、日で表示する方法を紹介しています。DATEDIF関数は、2つの日付の間の、年数、月数、日数を計算する関数です。生年月日と今日の日付の間の年数、月数、日数を出すと、今日の年齢を何年、何ヶ月、何日で表示できます。今日の日付は、TODAY関数を使います。そうすると、DATEDIF関数とTODAY関数を組み合わせて、生年月日から年齢を年、月、日で表示できる仕組みです。生年月日から簡単に、年齢を表示できます。名簿作成などに使えます。

 

 

生年月日から年齢を計算して年、月、日で表示

エクセルDATEDIF関数で、年齢を計算して年、月、日で表示できます。

DATEDIF関数で計算した年齢を、何歳、何ヶ月、何日で表示させてみましょう。今日の日付を「2018/2/1」とします。

C2に、生年月日から計算して、今日の歳を、何歳、何ヶ月、何日で表示させる式を入力しましょう。DATEDIF関数は、手入力します。

 

C2 =DATEDIF(B2,TODAY(),”Y”)&DATEDIF(B2,TODAY(),”YM”)&DATEDIF(B2,TODAY(),”MD”)

「581014」が返されます。

上の式では、数字のみの結果になってしまいます!

年、月、日の間に「歳」、「ヶ月」、「日」を入れてみましょう。

C2 =DATEDIF(B2,TODAY(),”Y”)&”歳”&DATEDIF(B2,TODAY(),”YM”)&”ヶ月”&DATEDIF(B2,TODAY(),”MD”)&”日”

「58歳10ヶ月14日」が表示されました!

この式は、DATEDIF関数で、単位を「Y]で指定して「年」を計算し、「YM」で「月」を、「MD」で日数を計算して、それぞれを&でつないで、今日の年齢を、何歳、何ヶ月、何日で表示させています。

C2の式をドラッグして、下にコピーしましょう。

今日の年齢が、何歳、何ヶ月、何日で表示されました!

 

 

DATEDIF関数で年数、月数、日数を表示

DATEDIF関数の基本的な使い方です。

指定する単位を変えて、開始日、終了日間の年数、月数、日数を計算してみましょう。

 

単位「Y」を指定

C2 =DATEDIF(A2,B2,”Y”)

「2」年が返されます。

単位「Y」は、期間の年数を返します。

単位「M」を指定

C3 =DATEDIF(A3,B3,”M”)

「13」月が返されます。

単位「M」は、期間の月数を返します。

単位「D」を指定

C4 =DATEDIF(A4,B4,”D”)

「385」日が返されます。

単位「D」は、期間の日数を返します。

単位「MD」を指定

C5 =DATEDIF(A5,B5,”MD”)

「20」日が返されます。

単位「MD」は、日付の月数および年数は無視した、開始日から終了日までの日数を返します。

単位「YM」を指定

C6 =DATEDIF(A6,B6,”YM”)

「1」月が返されます。

単位「YM」は、日付の日数および年数を無視した、開始日から終了日までの月数を返します。

単位「YD」を指定

C7 =DATEDIF(A7,B7,”YD”)

「81」日が返されます。

単位「YD」は、日付の年数を無視した、開始日から終了日までの日数を返します。

 

 

関数の説明

DATEDIF関数

2つの期間の年数、月数、日数を計算します。年齢や、期間を計算する場合に便利です。

エクセルDATEDIF関数は、関数ウィザードの関数名一覧にありません。手入力しましょう。

こちらの記事もご覧ください。⇒エクセルDATEDIF関数を使わずに生年月日から年齢を計算する方法

DATEDIF関数の書式と引数

DATEDIF(開始日,終了日,単位)

開始日期間の開始日を指定します。
終了日期間の終了日を指定します。
単位返される情報の種類を指定します。

 

DATEDIF関数の単位

単位戻り値
 “Y”期間の年数
 “M”期間の月数
 “D”期間の日数
 “MD”開始日から終了日までの日数。 日付の月数および年数は無視されます制限があるため、”MD” 引数の使用はお勧めしません。
 “YM”開始日から終了日までの月数。 日付の日数および年数は無視されます。
 “YD”開始日から終了日までの日数。 日付の年数は無視されます。

 

 

TODAY関数

現在の日付をシリアル値で返します。シリアル値は、Excel で日付や時刻の計算に使用されるコードのことです。

TODAY関数の書式

TODAY()

TODAY関数の書式には引数はありません。

TODAY関数の使い方

今日の日付を、2015/1/6で説明します。

数式説明結果今日の日付
=TODAY()現在の日付を返します。2015/1/62015/1/6
=TODAY()-5現在の日付から5日前の日付を返します。2015/1/12015/1/6

西暦でも和暦でも年、月、日で表示させる

エクセルDATEDIF関数は、日付けが西暦でも和暦でも、生年月日から年齢を計算して年、月、日で表示できます。単位を変えることで、開始日と終了日の期間を計算して、年数、月数、日数で表示できます。日付の入力は、セル参照でもできます。ダブルクォーテーションをつけることによって、日付を直接入力して、計算することもできます。DATEDIF関数は年齢を計算できる便利な関数ですが、関数ウィザードの関数名一覧にDATEDIF 関数はありません。使用するときは、直接入力して使いましょう。

こちらの記事もご覧ください。⇒エクセルで生年月日から今日の年齢を計算する方法