エクセルSUMPRODUCT関数で積の合計を求める!使い方を説明

エクセルSUMPRODUCT関数は、積の合計を簡単に求めることができる関数です。SUMPRODUCT関数はよく分からないという声を聞きますが、難しい関数ではありません。配列の積や合計を求めたり、条件を満たすセルの積や合計を、楽に求めることができます。ここでは、基本的な使い方を分かりやすく説明しています。

 

 

SUMPRODUCT関数

エクセルSUMPRODUCT関数は、積を求めてその合計をだします。

SUMPRODUCT関数の書式と引数

SUMPRODUCT(配列 1, [配列 2], [配列 3], …)

配列 1 計算の対象となる要素を含む、最初の配列引数を指定します。
[配列 2], [配列 3], …. 省略できます。計算の対象となる要素を含む配列引数を指定します。
配列の設定

配列の指定によって、数式の結果が範囲の合計、または積の合計の2つに分かれます。配列1にセルの範囲を指定すると範囲の合計が求められます。配列1、配列 2にセルの範囲を指定すると積の合計が求められます。

配列の行数と列数は、等しくする必要があります。行数と列数が等しい配列でない場合は、エラー値 #VALUE! が返されます。

 

 

積を計算して合計を求める

配列の要素間の積を求めて、その合計をだします。商品の個数と単価を掛けて金額を求め、その金額を合計します。

C9に、式を入力しましょう。

 

C9 =SUMPRODUCT(B2:B7,C2:C7)

C9には「128,500」が返されました。

C9の式を説明すると、次の式になります。

C9 =B2*C2+B3*C3+B4*C4+B5*C5+B6*C6+B7*C7

「配列1」×「配列2」の合計を出しています。

隣接しないセル範囲の合計を求める

「配列1」が「B2:B7」、「配列2」が「D2:D7」としましょう。配列の要素間の積の合計をだす式は、次のようになります。

C9 =SUMPRODUCT(B2:B7,D2:D7)

 

 

範囲の合計を求める

範囲の合計を求めてみましょう。商品の個数を合計します。

C9に、式を入力しましょう。

 

C9 =SUMPRODUCT(B2:B7)

C9には「440」が返されました。

C9の式を説明すると、次の式になります。

C9 =B2+B3+B4+B5+B6+B7

「配列1」にセルの範囲を指定すると、セルの範囲の合計が求められます。

配列の対応する要素間の積を合計

配列の数値を掛け算して、その積を合計します。配列の行数と列数は、等しくします。行数と列数が違う場合は、エラー値 #VALUE! が返されます。

下の表を見てみましょう。金額1と割引率1を掛けます。金額2と割引率2を掛けます。その2つの積を合計してみます。

C9に、式を入力しましょう。

 

C9 =SUMPRODUCT(B2:C7,D2:E7)

C9には「29,752」が返されました。

C9の式を説明すると、次の式になります。

C9 =(B2*D2+B3*D3+B4*D4+B5*D5+B6*D6+B7*D7)+(C2*E2+C3*E3+C4*E4+C5*E5+C6*E6+C7*E7)

「配列1」「配列2」にセルの範囲を指定すると、配列の要素間を掛けた積が求められます。その積が合計されます。

 

 

複数の範囲の合計を求める

複数の範囲を指定して、合計を求めます。「配列1」にセルの範囲を指定すると、範囲に入力されている数値が全て合計されます。

複数の範囲を指定して合計を求める場合は、セルの範囲は連続していなければいけません。隣接していない、不連続のセルの範囲の場合は、配列の要素間の積が求められます。

金額1と金額2の合計を、求めてみましょう。

C9に、式を入力します。

 

C9 =SUMPRODUCT(B2:C7)

C9には「30,600」が返されました。

C9の式を説明すると、次の式になります。

C9 =(B2+B3+B4+B5+B6+B7)+(C2+C3+C4+C5+C6+C7)

 

3つ以上の範囲の合計を求める

3つ以上の範囲の合計を求めてみましょう。A列、B列、C列に入力してある数値を合計したい場合の数式は、次のようになります。数値が入力してあるセル範囲は「A1:C10」とします。

E1 =SUMPRODUCT(A1:C10)

 

 

SUMPRODUCT関数で足し算する

不連続のセルの範囲を指定すると、配列の要素間の積が求められますが、不連続のセルの範囲を指定して、セルの範囲の合計を求める方法があります。

SUMPRODUCT関数に、四則関数の「+」(足し算)を使います。合計保険料と延長保険料の合計をだしてみましょう。

C9に、式を入力します。

 

C9 =SUMPRODUCT(B2:B7+D2:D7)

C9には「1,560,000」が返されました。

C9の式を説明すると、次の式になります。

C9 =(B2+B3+B4+B5+B6+B7)+(D2+D3+D4+D5+D6+D7)

SUMPRODUCT関数で引き算する

SUMPRODUCT関数に、四則関数の「-」(引き算)を使って、合計保険料から支払保険料を引いた合計をだしてみましょう。

C9に、式を入力します。

 

C9 =SUMPRODUCT(B2:B7-C2:C7)

C9には「1,560,000」が返されました。

C9の式を説明すると、次の式になります。

C9 =(B2+B3+B4+B5+B6+B7)-(C2+C3+C4+C5+C6+C7)

SUMPRODUCT関数にはさまざまな使い方があります

エクセルSUMPRODUCT関数は積の合計を求める関数ですが、条件を満たすセルの合計を求めることもできます。複数の条件でも合計を求められます。

SUMPRODUCT関数は、基本と分かるとこんな便利な関数はありません。条件付のセルの合計を求める方法もマスターしましょう。

こちらの記事もご覧ください。⇒エクセルSUMPRODUCT関数で複数条件で抽出した数値を合計する