Excelで条件を満たす空白以外のセルの数を数える!dcounta関数の使い方

エクセルで、条件を満たす空白でない、セルの個数をカウントする関数に、DCOUNTA関数があります。DCOUNTA関数には、1つの条件式や、複数の条件式を指定することができます。完全一致やワイルドカードを使って、~を含むに一致するデータの数も数えます。エクセルDCOUNTA関数の使い方は、あらかじめ、検索条件を入力しておくことです。セルの個数をカウントする範囲は、列の見出しや、列の位置を示す番号で指定できます。セル参照でも、列の見出しを指定することができます。DCOUNTA関数の使い方は、難しそうに見えますが、使い慣れるとこんな便利な関数はありません。DCOUNTA関数を使うと、複雑な条件を満たす、セルの個数をカウントすることができます。DCOUNTA関数の使い方をマスターして、仕事アップしましょう。

 

 

DCOUNTA関数

エクセルDCOUNTA関数は、条件を満たすレコードの中の空白でないセルの個数をカウントする関数です。

DCOUNTA関数の書式と引数

DCOUNTA(データベース, フィールド, 検索条件)

データベース列の見出しを含む、リストまたはデータベースのセル範囲を指定します。
フィールドセルの個数を数える列の見出しを「”」で囲んで指定します。または列の位置を示す番号で指定します。省略すると、データベースから条件を満たすレコードを探します。
検索条件条件が入力されているセル範囲を指定します。

 

 

DCOUNTA関数の使い方

DCOUNTA関数の基本的な使い方

DCOUNTA関数のフィールドには、列の見出し、セル参照、列番号を指定できます。

エクセルDCOUNTA関数のフィールドを変えて、条件を満たすセルをカウントしてみましょう。

B列の「特約」が「A」で、C列の「種類」が空白でない、完全一致のセルの個数をカウントします。

検索条件は、「F1:F2」に入力されています。列の見出し、セル参照、列番号を指定してセルをカウントしてみましょう。

 

列の見出しを指定してセルをカウント

B列の「特約」が「A」で、C列「種類」が空白でないセルの個数を数えます。

G2に式を入力しましょう。

G2 =DCOUNTA(A1:D9,”種類”,F1:F2)

G2には、「3」が返されます。

C3を見てみましょう。

B3は「A」ですが、「種類」は「空白」になっています。このセルはカウントされません。

「特約」が「A」で、C列「種類」が空白でないセルの数は、「3」です。

列の見出しをセル参照で指定してセルをカウント

DCOUNTA関数のフィールドに、セル参照を指定して、セルをカウントする式です。

G2 =DCOUNTA(A1:D9,C1,F1:F2)

G2には、「3」が返されます。

列の番号を指定してセルをカウント

DCOUNTA関数のフィールドに、列番号を指定して、セルをカウントする式です。

G2 =DCOUNTA(A1:D9,3,F1:F2)

G2には、「3」が返されます。

 

 

複数条件ANDでセルをカウント

D列「金額」が、「3,000より大きく6,000未満」である、D列のセルの数を、カウントしてみましょう。

「3,000より大きく6,000未満」は、複数条件ANDになります。

H2に、式を入力しましょう。

 

H2 =DCOUNTA(A1:D9,D1,F1:G2)

H2には、「4」が返されます。

「金額」が、「3,000より大きく6,000未満」のセルは「4」つあります。

 

 

複数条件ORでセルをカウント

B列「特約」が、「B」または「C」である、C列のセルの数を、カウントしてみましょう。

G2に、式を入力しましょう。

 

G2 =DCOUNTA(A1:D9,C1,F1:F3)

G2には、「3」が返されます。

「特約」が、「B」または「C」である、C列のセルは「3」つあります。

ワイルドカードを指定してセルをカウント

A列「保証番号」が、「Mで始まる」文字列で、空白でないセルの個数を数えてみましょう。

G2に、式を入力します。

 

G2 =DCOUNTA(A1:D9,B1,F1:F2)

G2には、「3」が返されます。

「保証番号」が、「Mで始まる」文字列は3つあります。

 

検索条件に使えるワイルドカード
ワイルドカード説明
任意の文字列を検索
?任意の 1 文字を検索
~? や * の前につけて、ワイルドカード「*」「?」を検索

DCOUNTA関数で複数条件を指定

エクセルDCOUNTA関数の使い方は、1つの条件でも、複数の条件でも、完全一致のセルの個数をカウントします。DCOUNTA関数が、最も活躍するのが、複数条件を指定する時です。

DCOUNTA関数には、AND条件、OR条件が指定できます。AND条件とOR条件をセットした、複雑な条件でも、空白でないセルの個数をカウントします。

条件を満たす、セルをカウントする関数は他にもありますが、複雑な条件でセルをカウントするときは、DCOUNTA関数を使いましょう。

こちらの記事もご覧ください。⇒エクセルで条件に一致するセルをカウント!COUNTIF/COUNTIFS関数