エクセルで年齢を基準日の時点で計算する方法!和暦の生年月日でも計算できる

エクセルDATEDIF関数を使って、年齢を基準日の時点で計算する方法を紹介しています。生年月日で今日の年齢をだすことはよくありますが、DATEDIF関数では何年後の基準日で年齢をだすこともできます。年齢は生年月日から計算しますが、もし日付が和暦で表示されていたとき、年齢計算は和暦でもできるのでしょうか?日付の表示方法は色々あります。日付は一般的に西暦で表示することが多いですが、和暦で年齢が計算できないとなると困ります。ここでは和暦から年齢を計算する方法も説明していきます。

 

 

DATEDIF関数

2つの期間の年数、月数、日数を計算します。年齢を計算する場合に便利です。

エクセルDATEDIF関数は、関数ウィザードの関数名一覧にありません。手入力しましょう。

DATEDIF関数の書式と引数

DATEDIF(開始日,終了日,単位)

開始日期間の最初の日付または開始日
終了日期間の最後の日付または終了日
単位返される情報の種類を指定

DATEDIF関数の単位

単位戻り値
 “Y”期間の年数
 “M”期間の月数
 “D”期間の日数
 “MD”開始日から終了日までの日数。 日付の月数および年数は無視されます制限があるため、”MD” 引数の使用はお勧めしません。
 “YM”開始日から終了日までの月数。 日付の日数および年数は無視されます。
 “YD”開始日から終了日までの日数。 日付の年数は無視されます。

 

 

基準日の時点での年齢を計算

エクセルDATEDIF関数で、生年月日から基準日までの年齢を計算します。

基準日を「2019/1/1」とします。D2に「2019/1/1」と入力しましょう。

C2に、基準日「2019/1/1」の時点の年齢を、表示する式を入力します。

 

C2 =DATEDIF(B2,$D$2,”Y”)

「27」がかえされます。年齢は27歳です。

C2の式をドラッグして、下にコピーしましょう。

基準日での年齢が表示されました!

こちらの記事もご覧ください。⇒エクセルDATEDIF関数を使わずに生年月日から年齢を計算する方法

和暦の生年月日から今日の年齢を計算

生年月日が和暦で入力されている場合、エクセルDATEDIF 関数で、年齢を計算します。

B列には、和暦の表示方法を変えて、生年月日が入力されています。

今日の日付を「2018/1/5」とします。D2に「2018/1/5」と入力しましょう。

C2に、今日の年齢を計算する式を入力します。

 

C2 =DATEDIF(B2,$D$2,”Y”)

「25」が返されます。

生年月日が和暦でも、年齢が出せました!

C2の式をドラッグして、下にコピーしましょう。

年齢が表示されました!

 

 

エクセルDATEDIF関数を正しく使う為の確認

① エクセルの日付方式を確認しましょう。

エクセルでは、2つの異なる日付方式があります。

1900年を基準とした日付方式と 1904年を基準とした日付方式です。

ブックの日付方式を統一しないと、ブック間で違った結果になります。

ブックの日付方式を統一しましょう。

② パソコンの内蔵時計を確認しましょう

エクセルでの時間や日付の計算は、パソコンの内蔵時計を基準にしています。

パソコンの時計の変更は、ディスプレイ右下の時計からできます。

表示されている時間をダブルクリックしてみましょう。

でてきた時計とカレンダーを見て、現在の日時になっているか確認をしてみましょう。

あっていない場合は、でてきた「日付と時刻」の「日付と時刻の変更(D)」をクリックします。

「日付と時刻の設定」から日付と時間を変更しましょう。

 

 

年齢計算にTODAY関数を使用するときの注意

生年月日から今日の年齢を計算する場合、エクセルTODAY関数を使用すると、誤った計算結果を返すことがあります。

今日の日付から生年月日を引いた式は、次のようになります。

B2 =TODAY()-A2

例えば、 1900年を基準とした日付方式で計算した場合、生年月日が1900年以前だと計算できません。

生年月日が1900年以前の場合はエラーになります。

年齢が100歳を超えた場合も、3桁を表示させることができません。

このように「=TODAY()-生年月日」で年齢を計算すると正しい計算結果が得られない場合があります。

年齢を計算するときは、エクセルDATEDIF関数で、正しい年齢を計算しましょう。

生年月日から年齢を計算する他の方法

DATEDIF関数は、2つの日付の間を計算する場合に便利です。開始日、終了日が西暦、和暦に関係なく、簡単に年齢を計算できます。

ですが、DATEDIF関数以外にも、年齢を計算する方法あります。YEAR関数、DATE関数、MONTH関数、DAY関数、IF関数を組み合わせる事によって、年齢を計算することができます。

こちらの記事もご覧ください。⇒エクセルで生年月日から年齢を計算して年、月、日で表示する方法