エクセルNETWORKDAYS関数では、xx日までの、営業日の日数を計算することができます。土日や、特定の休日を除いた、A日~B日までの期間の、日数を求めたい!そのようなときに、NETWORKDAYS関数を使います。例えば、タイムシートなどで出勤日数を計算したい、工事などの作業日数を求めたい時、NETWORKDAYS関数を使って、簡単に営業日数を計算できます。土日、祝日や、指定した休日を除いて営業日の日数を求めることができるので、給与支払いなどに、活用することができます。一度使うと、支払には欠かせない関数になります。
目次
NETWORKDAYS関数
開始日から終了日までの期間から、土日や指定された休日を除いた稼動日の日数を返します。
NETWORKDAYS関数の書式
NETWORKDAYS(開始日, 終了日, [祭日])
開始日 | 期間の開始日を指定します。 |
終了日 | 期間の最終日を指定します。 |
祭日 | 祝日や特別な休暇など、稼動日数の計算から除外する日付の範囲を指定します。省略すると土日のみ、稼動日数の計算から除かれます。 |
土日を除いた営業日数を求める
改修工事があります。土、日曜日を除いた工事日数を求めてみましょう。
A列には開始日、B列には終了日が入力されています。
C2に、土、日を除いた営業日数を求める式を入力しましょう。
C2 =NETWORKDAYS(A2,B2)
C2は、期間から土日だけを除いた、日数を計算する式です。
「17」が返されます。
C2の式をドラッグして、「C3:C4」にコピーしましょう。
土、日曜日を除いた工事日数が、表示されました!
土日と祝祭日と特定の休日を除いた営業日数を求める
土、日曜日と、祝日と、特定の休日がお休みです。
改修工事の期間内の、工事日数を求めてみましょう。
「G1:G23」に、祝日と特定の休日が入力されています。
C2に、土、日、祝日、特定の休日を除いた、日数を求める式を入力しましょう。
C2 =NETWORKDAYS(A2,B2,$G$1:$G$23)
「14」が返されました。
C2の式で、期間から土日、祝日、特定の休日だけを除いた営業日数が返されます。
「C2」の式をドラッグして、「C3:C4」にコピーしましょう。
土日、祝日、特定の休日だけを除いた営業日数が表示されました!
企業によっては、土日曜日以外が「週末」の場合があります。
その場合、NETWORKDAYS関数では、営業日数を計算することができません。
そこで、NETWORKDAYS.INTL 関数を使うと、土、日曜日以外の、「週末」を指定して、営業日の日数を計算することができます。
NETWORKDAYS.INTL 関数
開始日から終了日までの期間から、土、日以外の「週末」や、指定された休日を除いた稼動日の日数を返します。「週末」は「週末番号」で指定します。
NETWORKDAYS.INTL 関数の書式
NETWORKDAYS.INTL(開始日, 終了日, [週末], [休日])
開始日 | 期間の開始日を指定します。 |
終了日 | 期間の最終日を指定します。 |
週末 | 週末にする曜日を指定します。週末は、週末を示す週末番号または文字列で指定します。省略すると土、日曜が週末になります。 |
休日 | 稼動日数の計算から除外する日付の範囲を指定します。省略すると土日のみ、稼動日数の計算から除かれます。 |
NETWORKDAYS.INTL関数の週末番号
週末番号 | 週末の曜日 |
1 または省略 | 土曜日と日曜日 |
2 | 日曜日と月曜日 |
3 | 月曜日と火曜日 |
4 | 火曜日と水曜日 |
5 | 水曜日と木曜日 |
6 | 木曜日と金曜日 |
7 | 金曜日と土曜日 |
11 | 日曜日のみ |
12 | 月曜日のみ |
13 | 火曜日のみ |
14 | 水曜日のみ |
15 | 木曜日のみ |
16 | 金曜日のみ |
17 | 土曜日のみ |
休日が水曜日と木曜日のみの営業日数を求める
週末は、水曜日と木曜日です。
水曜日と木曜日と、祝日を除いた、改修工事の日数を、NETWORKDAYS.INTL 関数で計算してみましょう。
C2に式を入力します。
C2 =NETWORKDAYS.INTL(A2,B2,5,$F$2:$F$21)
「14」が返されます。
水曜日と木曜日の、「週末番号」は「5」です。
C2の式は、「週末番号」に「5」を指定して、期間から水曜日と木曜日、祝日を除いた営業日数を返しています。
「C2」の式をドラッグして、「C3:C4」にコピーしましょう。
水曜日と木曜日と、祝日を除いた改修工事の日数が、表示されました!
NETWORKDAYS.INTL関数は、NETWORKDAYS関数に機能が追加された関数です。
NETWORKDAYS関数は、週末が土日と決まっていますが、NETWORKDAYS.INTL関数は、週末が土日以外を指定できます。
企業によっては、土日以外が週末の場合があるので、このような時にNETWORKDAYS.INTL関数が役に立ちます。
エクセルには年齢を計算できる関数があります。
休日を除いた、営業日数を計算したい時は、NETWORKDAYS関数、NETWORKDAYS.INTL関数です。2つの期間の年数、月数、日数を計算したいという時は、DATEDIF関数を使います。単位を指定することで、目的の計算結果を表示できます。何年、何ヶ月、何日で表示させることもできます。日付の計算が簡単にできます。
こちらの記事もご覧ください。⇒エクセルで生年月日から年齢を計算して年、月、日で表示する方法