エクセルINT関数、ROUNDDOUN関数、TRUNC関数は、小数点以下を切り捨てて、数値を整数にすることができる関数ですが、ここではその違いを説明しています。特に、INT関数は、単純に切り捨てて整数化にしますが、数値を超えない整数を返すので、数値が負の場合は気をつける必要があります。数値を切り捨て整数にする関数は他にもありますが、この点が、最も他の関数と違う点です。よく、間違いやすいです。ここでは、エクセルINT関数で、負の数値と正の数値で小数点を整数にして、ROUNDDOWN関数、TRUNC関数との違いを具体的に、分かりやすく説明しています。数値を整数にする関数の、それぞれの違いがよく分からない!そのように場合に役立ちます
数値を整数にする場合、ROUNDDOUN関数、TRUNC関数、INT関数はどこが違うのと、聞かれることがありあます。3つの関数はよく似ています。
数値が正の場合(ブラス)の場合は、3つとも結果は同じになりますが、気をつけなければいけないのは、数値が負の場合(マイナス)です。
エクセルROUNDDOUN関数、TRUNC関数は単純に小数部分を切り捨てますが、INT関数は小数部分が切り上げられてしまします。3つの関数の結果が違ってきますので、具体的に説明していきます。
目次
数値が正(プラス)
数値が正の場合、ROUNDDOUN関数、TRUNC関数、INT関数の結果を比較してみましょう。
税込保険料を整数にします。
ROUNDDOUN関数
ROUNDDOUN関数で、C2に、桁数「0」を指定する式を入力しましょう。
C2 =ROUNDDOWN(B2,0)
「28,612」が返されます。
C2の式をドラッグして、下にコピーしましょう。
小数点第1位以下を切り捨てて、整数になりました!
TRUNC関数
TRUNC関数で、C2に、桁数「0」を指定する式を入力しましょう。
C2 =TRUNC(B2)
「28,612」が返されます。
C2の式をドラッグして、下にコピーしましょう。
数値の小数点以下を切り捨てて、整数になりました!
TRUNC関数は整数値にする場合、桁数を省略できます。
INT関数
INT関数で、C2に、桁数「0」を指定する式を入力しましょう。
C2 =INT(B2)
「28,612」が返されます。
C2の式をドラッグして、下にコピーしましょう。
数値の小数部分が、単純に切り捨てられて整数になりました!
数値が正の場合の、ROUNDDOUN関数、TRUNC関数、INT関数の違い
数値が正の場合、ROUNDDOUN関数、TRUNC関数、INT関数の結果は同じになります。
数値が負(マイナス)
数値が正の場合、ROUNDDOUN関数、TRUNC関数、INT関数の結果を比較してみましょう。
税込支払保険金を整数にします。
ROUNDDOUN関数
ROUNDDOUN関数で、C2に式を入力しましょう。
C2 =ROUNDDOWN(B2,0)
「-12.384」が返されます。
C2の式をドラッグして、下にコピーしましょう。
小数点第1位以下を切り捨てて、整数になりました!
TRUNC関数
TRUNC関数で、C2に式を入力しましょう。
C2 =TRUNC(B2)
「-12.384」が返されます。
C2の式をドラッグして、下にコピーしましょう。
数値の小数点以下を切り捨てて、整数になりました!
TRUNC関数は整数値にする場合、桁数を省略できます。
INT関数
INT関数で、C2に式を入力しましょう。
C2 =INT(B2)
「-12.385」が返されます。
C2の式をドラッグして、下にコピーしましょう。
整数になりましたが、数値の小数部分が、切り上げられています。
ROUNDDOUN関数、TRUNC関数との違いを確認しましょう。
数値が負の場合の、ROUNDDOUN関数、TRUNC関数、INT関数の違い
数値が負の場合、ROUNDDOUN関数、TRUNC関数の結果は同じになりますが、INT関数だけが違ってきます。
ROUNDDOUN関数、TRUNC関数は小数部分を切り捨てますが、INT関数は切り上げるので、数値が負の場合はINT関数には気をつけましょう。
INT関数
小数点以下を切り捨てて、数値を最も近い整数にします。
書式
Int(数値)
数値 | 切り捨てる数値を指定します。 |
正(プラス)の数値を整数にする
数値が正の場合、INT関数はどのような結果を返すでしょう。
INT関数は、数値が正の数の場合、単純に小数点以下を切り捨てて整数値にします。
契約料の税込金額の計算の結果が、整数になっていません。小数点まで表示されています。小数点以下を切り捨てて整数にしてみましょう。
F列に、税込金額を整数値にする式を入力します。
F2 =INT(E2)
E2は「14,666.4」です。小数点以下が切り捨てられて、整数「14,666」が返されます。
F2の式をドラッグして、下にコピーしましょう。
小数点以下が切り捨てられて、整数になりました!
次は負の数値を、整数にしてみましょう。
負(マイナス)の数値を整数にする
数値が負の場合は気をつけましょう。INT関数は、指定した数値を超えない整数を返すからです。
数値が負の場合(マイナス)は、小数部分が切り上げられて、0から遠い方の数値に丸められます。
保険契約損害金の表があります。損害金の税込金額が、小数点以下まで表示されています。税込金額をINT関数で整数にしてみましょう。
F2 =INT(E2)
E2は「-27,078.84」です。F2は「-27,079」が返されています。小数部分が切り上げられています。
F2の式をドラッグして、下にコピーしましょう。
F3をみてみましょう。「-61,941」が返されています。E3は「-61,940.16」です。小数部分が切り上げられています。
数値が負の場合、INT関数は小数部分が切り上げ、指定した数値を超えない整数を返します。
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少数部を切り捨てて整数にする関数
エクセルROUNDDOUN関数、TRUNC関数、INT関数で小数部分を切り捨てて整数にする場合、結果は同じにはなりません。間違いやすいですが、数値が負の場合だけ結果が違ってきますので、3つの関数の違いを忘れがちです。数値が負の場合だけは、気をつけるようにしましょう。
こちらの記事もご覧ください。⇒エクセルROUNDDOWN関数で数値を切り捨てる!
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