Excel CEILING関数の使い方を、図を使って、誰でも分かるように説明しています。エクセルCEILING関数は、数値を切り上げる関数ですが、特殊な切り上げをします。端数を出したくない時、「100単位」「200単位」など、指定した単位で、数値を切り上げることができます。例えば、金額や時間などを、ある単位で丸めたい時などに使えます。CEILING関数の数値の切り上げは、指定した倍数のうち、数値に最も近い値に切り上げます。端数が出ている数値を、一目で分かるようにしてくれます。使ってみると、こんな便利な関数はありません。マスターして、単位で数値を切り上げてみましょう。
CEILING関数
Excel CEILING関数は、指定した基準値の倍数のうち、数値に最も近い値に切り上げられた数値を返します。
CEILINGは、シーリングと読みます。
書式
CEILING(数値, 基準値)
数値 | 対象となる数値を指定します。 |
基準値 | 倍数の基準となる数値を指定します。 |
引数の説明
数値と基準値が負の数: 値は小さい方 (0から遠い方) の数値に切り上げられます。
数値が負の数で、基準値が正の数: 値は大きい方 (0に近い方) の数値に切り上げられます。
※ 指定された数値が基準値の倍数と等しい場合は、数値はその値が返されます。
CEILING関数の式
数値が正の数
数値「21,538」、基準値に500を指定してみましょう。
B2 =CEILING(A2,500)
500の倍数で「21,538」に近い数値は、「22,000」と「21,500」があります。
CEILING関数は、500の倍数で「21,538」に最も近い、「21,538」より大きい値を返します。
結果は「22,000」です。
数値が負の数
数値「-21,538」、基準値に500を指定してみましょう。
B2 =CEILING(A2,500)
500の倍数で「-21,538」に近い数値は、「-21,500」と「-22,000」があります。
500の倍数で「-21,538」に最も近い、0に近い方の数値を返します。
結果は「-21,500」です。
CEILING関数は、数値に負の数、基準値に正の数に指定すると、値は0に近い方 の数値に切り上げられます!
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数値を切り上げるCEILING関数
Excel CEILING関数は、指定した基準値の倍数のうち、最も近い値に切り上げられた数値を返す関数です。数値を切り上げる関数は、他にもありますが、CEILING関数は、金額や、時間、などを単位で切り上げることができます。CEILING関数を使うと、金額を、「100円単位」「千円単位」、タイムカードの時刻を「15分単位」「30分単位」と切り上げたりすることができます。
こちらの記事もご覧ください。⇒小数点を切り上げるExcel ROUNDUP関数の使い方
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