エクセルCOUNTIF関数を使って、複数条件ORに一致する、セルをカウントすることができます。COUNTIF関数は、1つの条件に一致する、セルの個数をカウントする関数ですが2つの方法で、複数条件ORを指定することができます。1つは、COUNTIF関数とSUM関数を組み合わせた式です。もう1つは、COUNTIF関数だけを使った式で、COUNTIF関数をプラスしていく形になります。ここでは、2つの方法で、複数条件ORに一致するセルをカウントしています。
複数条件ORには、同じ列と複数の列での「AまたはB」があります。同じ列と複数の列の場合の、OR条件も説明しています。COUNTIF関数を使って、複数条件ORを使って、色々なセルがカウントできるようになります。
目次
COUNTIF関数
検索条件に一致する、セルの個数を返します。
COUNTIF関数の書式と引数
COUNTIF(範囲,検索条件)
範囲 | 検索条件に一致する、セルの個数を求める範囲を指定します。 |
検索条件 | 条件を、数値、式、または文字列で指定します。式、文字列で指定する場合は「”」で囲みます。 |
COUNTIF関数で複数条件ORに一致するセルをカウント
COUNTIF関数の条件は、1つしか指定できませんが、COUNTIF関数に複数条件ORを指定して、セルをカウントできる方法があります。
同じ列に、複数条件OR(または)を指定する方法と、複数の列で、複数条件OR(または)を指定する方法の、2つを紹介します。
同じ列で複数条件ORを指定
「商品№」の項目の中から、2つの商品№を指定して、2つの商品№がいくつあるか数えてみましょう。
「R1293」または、「R3298」に一致する、セルの個数をカウントします。
F2に、COUNTIFの式を入力しましょう。
F2 =COUNTIF(A2:A10,”R1293″)+COUNTIF(A2:A10,”R3298″)
「2」が返されます。
「R1293」または、「R3298」に一致する、セルは「2」あります。
COUNTIF関数を「+」をつなげることで、ORの複数条件になります。
複数の列で複数条件ORを指定
「商品№」、または「種類」で、複数条件ORに一致するセルを数えてみましょう。
「商品№」が「Q0011」、または「種類」が「W1」に一致する、セルの個数をカウントします。
F2に、式を入力しましょう。
F2 =COUNTIF(A2:A10,”Q0011″)+COUNTIF(B2:B10,”W1″)
「1」が返されます。
「商品№」が「Q0011」はありません。「種類」が「W1」に一致するセルが「1」あります。
同じ列に、複数条件OR(または)を指定する方法と、同じです。
COUNTIF関数を「+」をつなげることで、ORの複数条件になります。
COUNTIF関数を「+」をつなげて、複数条件OR(または)を指定する方法の弱点は、条件が多くなるほど式が長くなることです。
次に紹介する方法は、その弱点を解消してくれます。
COUNTIF関数とSUM関数で複数条件ORに一致するセルをカウント
COUNTIF関数とSUM関数を組み合わせて、複数条件ORを指定します。
「商品№」が「R1293」、または「R3298」に一致する、セルの個数をカウントします。
F2に、式を入力します。
F2 =SUM(COUNTIF(A2:A10,{“R1293″,”R3298”}))
「2」が返されます。
「商品№」が「R1293」、または「R3298」に一致するセルは、「2」あります。
COUNTIF関数とSUM関数を組み合わせた式は、すっきりした式になります。
ですが、この式が使えるのは、同じ列で、複数条件ORを指定する場合です。
COUNTIF関数にOR条件を指定する時の選択
COUNTIF関数だけでOR条件を指定する方法と、COUNTIF関数とSUM関数を組み合わせて、OR条件を指定する方法を紹介しましたが、どちらにも弱点があります。
COUNTIF関数だけで、ORの複数条件を指定する場合は、同じ列でも、複数の列でもOR条件を設定できますが、COUNTIF関数を「+」でつなげなくてはいけないので、式が長くなってしまいます。
COUNTIF関数とSUM関数を組み合わせた式は、簡略化されて、すっきりとした式にはなりますが、同じ列でのOR条件になってしまいます。
どちらを使えばいいのでしょう?
同じ列で、OR条件を設定する場合は、COUNTIF関数とSUM関数を組み合わせた式、複数の列でOR条件を設定する場合は、COUNTIF関数を「+」でつなげる式がいいでしょう。
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COUNTIF関数でセル参照
エクセルCOUNTIF関数には、文字列、数値などを指定できますが、セル参照を指定して、条件に一致するセルをカウントすることができます。COUNTIF関数には、比較演算子もよく使います。
COUNTIF関数に比較演算子を使って、セル参照する場合、特殊な指定をします。例えば、A以上、B以下などで比較演算子を使うとき、セル参照を使うと、エラーになってしまうことがあります。その場合は、指定方法が間違っていることが多いです。COUNTIF関数にセル参照を指定する場合は、気を付けましょう。
こちらの記事もご覧ください。⇒エクセルCOUNTIF関数で「以上 以下」のセルをカウント!セル参照を指定できる
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