ワードの文章で、句読点や記号が行頭にくることはありませんか。
見栄えもありますが、文章が読みにくくなります。
このような時にワードでは「禁則処理」を設定しますが、「禁則処理」が上手くいかない時があります。
行頭にはきませんが、改行されたままで前の行に収まらないといった場合に、簡単に句読点や記号を改行させずに1行内に収めることができます。
ワードで禁則処理と句読点のぶら下げがうまくできない
ワードで句読点や記号が、「図１」「図２」のように行頭にくることがあります。
図１
「句読点」が行頭にくる。
図２
「記号」が行頭にくる。
このような場合、「禁則処理」と「句読点のぶら下げ」を設定して行頭にこないようにすることができますが、「禁則処理」と「句読点のぶら下げ」を設定しても行内に収められない時があります。
「図１」「図２」に、「禁則処理」と「句読点のぶら下げ」を設定してみましょう。
「ホーム」タブをクリックして、「段落」グループのダイアログボックス起動ツールをクリックします。
段落ダイアログボックスが開くので、「体裁」タブをクリックします。「改行時の処理」項目で、「禁則処理を行う」と「句読点のぶら下げを行う」の両方にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。
「句読点」は行頭から2つ目の位置にきましたが、１行内に収まりません。
「記号」は行頭から回避されましたが、行内に収まりません。
上図のように、２行目にある「す。」を前の行に収めたいです。
ワードで句読点や記号を1行内に収める方法
ワードで句読点や記号を１行内に収めには、 「文字数」を調整したり、「文字を拡大縮小」したりする方法でもできます。
また、インデントで文字の位置を設定することもできますが、簡単なやり方で句読点や記号を行内に収めてみましょう。
１．句読点や記号を、行内に収めたい段落にカーソルを置きます。「ホーム」タブをクリックして、「段落」グループの「両端揃え」をクリックします。
２．２行目にあった「す。」が１行内に収まりました。
まとめ
ワードの「禁則処理」と「句読点のぶら下げ」では、行頭に表示されなくなるのは句読点と記号だけです。
「っ」「ょ」といった、「ひらがな小文字」のような特定の文字を行頭にこないようにするには、ワードの「オプション」から禁則処理を設定します。
こちらの記事もご覧ください。⇒ワードで句読点・記号・特定の文字を行頭にこないように設定する方法！
