Excel FLOOR関数の使い方を、具体的に初心者でも分かるように説明しました。エクセルFLOOR関数は、数値を切り捨てる関数です。FLOOR関数は、あまりよく知られていない関数ですが、使ってみるとこんな便利な関数はありません。特殊な使い方をしますが、慣れると簡単に使いこなせるようになります。FLOOR関数とは、簡単に言うと、指定した数値の倍数に、最も近い数値にします。数値、日付、時刻などのデータを「100単位」「200単位」など、目的の単位で切り捨てることができます。例えば、タイムシートで、時間を15分単位にしたい、30分単位にしたい。金額を100円単位にしたいなど、色々な使い道があります。単位で数値を丸める方法を、マスターできます。
FLOOR関数
Excel FLOOR関数は、指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に切り捨てられた数値を返します。
書式
FLOOR(数値, 基準値)
数値 | 対象となる数値を指定します。 |
基準値 | 倍数の基準となる数値を指定します。 |
引数の説明
数値が正の数: 値は0に近い方の数値に切り捨てられます。
数値が負の数: 値は0から遠い方の数値に切り捨てられます。
◆ 指定された数値が基準値の倍数と等しい場合は、数値はその値が返されます。
◆ 数値が正で基準値が負の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
FLOOR関数の式
数値が正の数
数値「28,273」、基準値に500を指定してみましょう。
B2 =FLOOR(A2,500)
500の倍数で「28,273」に近い数値は、「28,500」と「28,000」があります。
CEILING関数は、500の倍数で「28,273」に最も近い、0に近い方の数値を返します。
結果は「28,000」です。
数値が負の数
数値「-28,273」、基準値に500を指定してみましょう。
B2 =FLOOR(A2,500)
500の倍数で「-28,273」に近い数値は、「-28,000」と「-28,500」があります。
500の倍数で「-28,273」に最も近い、0から遠い方の数値を返します。
結果は「-28,500」です。
こちらの記事もご覧ください。⇒ワード・エクセル・パワーポイント・アクセスが初心者でも短期間でマスターできる楽パソ!音声と映像で自宅で学べる。
こちらの記事もご覧ください。⇒マイクロソフトオフィスソフトとプログラミングスキルが初心者でも短期間でマスターできる楽パソ!音声と映像で自宅で学べる。
数値を切り捨てるFLOOR関数
Excel FLOOR関数は指定した基準値の倍数のうち、最も近い値に切り捨てた数値を返す関数ですが、エクセルには、数値を切り捨てる関数が他にもあります。
数値を切り捨てる点は同じですが、FLOOR関数は、金額を「500円単位」「千円単位」と、数値を大きく切り捨てるときに使うことができます。時間を切り捨てることもできます。例えば、残業が10分単位、または、30分単位で支給されるといった場合に、タイムカードを「10分単位」「30分単位」と切り上げたりできます。FLOOR関数は特殊な使い方をします。FLOOR関数を、便利な関数です。正しく理解して活用しましょう。
こちらの記事もご覧ください。⇒小数点以下を切り捨てるExcel ROUNDDOWN関数の使い方
WEBプログラミングを入門から応用までらくらくマスターできる ➡ 動画パソコン教材 |
ワード・エクセル・パワーポイント・アクセスを入門から応用まで映像と音声でわかりやすく学ぶことができます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ワード・エクセルパワーポイント・アクセスとエクセルマクロVBA・WEBプログラミング・パソコンソフト作成を入門から応用まで映像と音声でわかりやすく学ぶことができます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ワード・エクセル・パワーポイント・アクセスとWEBプログラミングを入門から応用まで映像と音声でわかりやすく学ぶことができます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
エクセルのマクロとVBAを入門から応用まで映像と音声でわかりやすく学ぶことができます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
VBA・Java・WEB・C#・HTML/CSSプログラミングを入門から応用まで映像と音声でわかりやすく学ぶことができます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓